花火の写真の撮り方は?キレイに撮影するコツや設定を紹介
2024-07-25
夏の風物詩でもある花火を思い出と共にキレイに花火を記録したいと思う人も多いのではないでしょうか。一方で、花火の撮影は難しく失敗してしまうこともあります。
本記事では、スマホでも花火をキレイに撮影するコツや設定について詳しく解説します。スマホに搭載されている便利な機能を使うことで、技術や経験がなくても花火をキレイに撮影することが可能です。
「花火をキレイに撮影できるスマホ」をすぐに知りたい方はこちら!
目次
スマホで花火を撮影することが難しい理由
花火の撮影は、通常の風景や夜景よりも撮影難易度が高いといわれています。失敗してしまう主な理由としては、以下の3点が挙げられます。
● 白飛びしてしまう
● シャッタースピードが合わない
● 手ブレが起きる
それぞれの理由について、詳しくご紹介します。
白飛びしてしまう
花火の撮影の失敗理由に「白飛び」があります。撮影した花火が真っ白に写ってしまい、花火本来のキレイな色が全く見えない状態のことを指します。
スマホのカメラには、イメージセンサーという装置が搭載されているのが一般的です。イメージセンサーがレンズで集めた光を電気信号に変換した結果、画像をデジタルデータとして扱うことができるようになります。一方で、イメージセンサーの性能によって、認識できる明るさの範囲(ダイナミックレンジ)には限りがあります。
花火は人間の目が認識している以上に明るい被写体のため、スマホによっては、ダイナミックレンジをオーバーしてしまい白飛びの現象が起きてしまいます。そのため、花火を撮影する際には、カメラが集める光の量を抑える設定をしなければいけません。
シャッタースピードが合わない
花火が点のように写ってしまい、一番キレイな状態で撮影できない場合があります。これは、シャッターを押すタイミングやカメラのシャッタースピードが合っていないことが原因です。
花火が打ちあがる様子は、人の目には一瞬の出来事のように映ります。しかし、花火が打ちあがってから消えるまでの時間は、8~10秒間のため、結果的にシャッターのタイミングがずれてしまうことがあります。
手ブレが起きる
花火の撮影に失敗する原因として、手ブレも挙げられます。手ブレは、シャッターを押した瞬間にカメラが動いてしまうことで起こります。
とくに花火は暗い場所から撮影することが多く、スマホのカメラは光をより取り込もうとするため、シャッタースピードが遅くなります。そのため、スマホを手で持って撮影すると日中よりも手ブレが起こりやすくなります。
キレイな花火の撮り方のコツ
Galaxy S24 Ultraで撮影
撮影のコツをおさえることで、スマホでもキレイな花火を撮影することが可能です。
すぐに実践できるコツとして、下記5点が挙げられます。
● スマホを固定して手ブレを防止する
● 連写モードでタイミングを合わせる
● 大きな花火を狙って撮影する
● フラッシュなどの機能は使わない
● 撮影場所を厳選する
それぞれについて、詳しくご解説します。
スマホを固定して手ブレを防止する
Galaxy S24 Ultraで撮影
撮影するときの手の振動によって手ブレは起きてしまいます。三脚や撮影スタンドなどを使い、スマホを固定することで手ブレを防止しましょう。三脚がない場合は、壁などに立てかけて、スマホを固定するのもおすすめです。
Galaxy S24 Ultraで撮影
三脚や壁などで固定ができない環境で撮影する際には、自分の脇を固く締め、両手でスマホを固定するように持つと手ブレを防ぐことができます。
スマホによっては高性能な手ブレ補正機能が搭載されている機種もあります。自動で手ブレを調整してくれるので、キレイな写真を残すことが可能です。
▼「スマホの手ブレ補正機能」について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
Galaxy独自の光学手ブレ補正機能とは?
連写モードでタイミングを合わせる
連写モード使用イメージ
シャッターのタイミングを合わせるには、「連写モード」で撮影してみてください。連写モードの場合、花火が打ちあがっている数秒間、連写し続けるため、花火が一番キレイに写るタイミングをとらえやすくなります。
また、花火が打ちあがっている間に動画を撮影するのもおすすめです。花火がキレイに写った瞬間を後から切り取ることで、キレイな花火の写真を残すことができます。
大きな花火を狙って撮影する
花火にはいくつかの種類がありますが、撮影の難易度も花火の種類によって変わります。シャッターのタイミングがなかなか合わない人は、打ちあがっている時間が長い大きな花火を狙ってみてください。
Galaxy S24 Ultraで撮影
とくにおすすめなのが、「冠菊」です。「冠菊」は打ちあがると空に大きく広がり、広がった光の尾が長く垂れます。打ちあがっている時間が長いため撮影しやすい花火です。
大量の花火が連続して打ちあがる「速射連発」方式の花火も撮影しやすいタイプの花火です。打ちあがっている時間は短いですが、短時間のうちに何発も打ちあがるので、シャッターチャンスがほかの花火よりも多くなります。
フラッシュなどの機能は使わない
花火の撮影ではスマホの設定も重要です。とくに花火の撮影には「フラッシュ」「HDR機能」「ズーム」などの機能は、撮影に失敗する原因にもなるためオフにするようにしましょう。
「フラッシュ」は、手持ち花火など近くの花火を人と一緒に撮影するときには有効です。しかし、遠くの花火を撮影する場合には被写体の花火までフラッシュの光は届かないため、効果がありません。さらに、多くの人が集まる場所でフラッシュを使うと、強い光が周囲の人の迷惑にもなってしまいます。
「HDR機能」をオンにすると、写真を撮影する際の情報処理に時間がかかってしまいます。花火の撮影には向かない機能なので、オフにしておいてください。
「ズーム」を使って撮影すると、花火が粗く写ってしまう場合があるため、キレイに撮影したい場合はなるべく使わないようにしましょう。
撮影場所を厳選する
花火の撮影では、場所選びも非常に重要です。周囲に大きな建物や木があると、花火が見切れてしまうこともあります。事前にどの角度で花火が打ちあがるのかを下調べし、撮影場所を選んでください。
場所選びをするうえで、風の流れも重要です。花火大会の後半はダイナミックな花火が連続して打ちあがり、大量に煙が発生します。煙は風下に流れてしまうので、場所によっては煙で花火がほとんど見えなくなってしまう点には注意が必要です。
花火をキレイに撮影したいときにおすすめの設定
スマホの設定を工夫することで、花火をキレイに撮影することもできます。おすすめの設定として、下記3点があります。
● 不要な機能はオフにしておく
● 露出・ピントを固定する
● 「夜景」モードで撮影する
● マニュアルモードでシャッター速度を遅くする
それぞれの詳細な設定について、詳しく解説します。
不要な機能はオフにしておく
先述しましたが、「フラッシュ」「HDR機能」「ズーム」など、花火の撮影の際に使用しない機能は、あらかじめオフにしておくのがおすすめです。撮影するタイミングで設定を変更すると、慌ててしまいシャッターチャンスを逃す原因となってしまいます。
露出・ピントを固定する
露光・ピント調整イメージ
近年のスマホの多くは、露出(明るさ)やピントを固定できる「AE/AFロック」の機能が搭載されています。使用することで、花火にピントを合わせやすくなるのでおすすめです。
設定方法は簡単で、カメラを起動させたとき、画面のピントを合わせたい場所をタップします。iPhoneでは「AE/AFロック」の文字、Androidでは「AF,AWB,AEはロックされています」の文字が表示されていれば、設定完了です。
「夜景」モードで撮影する
「夜景」モード(ナイトモード)使用イメージ
夜景と花火は暗い環境で撮影するという点で共通しています。スマホの「夜景モード」を使うと、スマホが自動でシャッタースピードなどを調整してくれるため、キレイな写真を撮影することが可能です。
ただし、「夜景モード」の性能はスマホによって大きく異なります。そのため、花火だけではなく夜景など暗い場所での撮影をよく行うという人は、ぜひ「夜景モード」に特化したスマホを選ぶようにしてください。
マニュアルモードでシャッター速度を遅くする
シャッタースピード調整イメージ
スマホのカメラにマニュアルモードが搭載されている場合があります。例えば、Galaxyシリーズでは「プロ」モードで撮影が可能です。
マニュアルモードにし、シャッター速度を遅くすることで、花火が空に広がる光跡をキレイに撮影できます。シャッター速度を1秒以上遅くし、ピントやISO感度を調整して撮影しましょう。
また、シャッター速度を遅くして撮影する場合は、手ブレを防ぐため三脚やスマホスタンドが必須となりますのであわせて用意しましょう。
工夫次第でスマホでもキレイに花火を撮影できる!
Galaxy S24 Ultraで撮影
スマホで花火をキレイに撮影するコツをおさえ、設定を工夫するだけで、一眼レフのような本格的な花火の写真を撮影することも可能です。
紹介したポイントなどを意識し、鮮やかな花火を素敵な思い出と共に残してみてはいかがでしょうか。
花火をキレイに撮影できるスマホなら「Galaxy S24シリーズ」がおすすめ
花火をキレイに撮影する際におすすめのスマホは、「Galaxy S24シリーズ」です。
「Expert RAW」アプリを使用してよりクオリティの高い撮影を。
Galaxy端末専用のカメラアプリ「Expert RAW」を使うのがおすすめです。高解像度のHDR(ハイダイナミックレンジ)写真を撮影して細かいディテールまで編集できるように、RAWファイルで保存でき、プロ顔負けの映像加工が可能です。
Expert RAWを使用して撮影すると、「JPEGファイル」「RAW (線形DNG16ビット)ファイル 」「JPEGファイルとRAWファイルの両方」のいずれかを設定して保存ができます。ファイルサイズを小さくするために写真を圧縮するJPEGとは異なり、RAWファイルはカメラセンサーから元の非圧縮画像データを保持するため、写真加工アプリで細かいディテールまで編集できます。
また、ISO、シャッター速度、ホワイトバランス、露光、フォーカスなどのカメラ設定を直接制御してハイクオリティな写真を撮影することもできます。
花火を撮影する際のおすすめの設定をご紹介します。
①ISO
カメラの光感度を制御します。低い値は、静止した被写体または明るく照らされた被写体用です。花火の撮影時は50〜100がおすすめです。
②SPEED(シャッタースピード)
光を取り込むまでの瞬間の時間です。1/20〜2で狙うことで動きのある花火を撮ることが可能です。ただしブレが生じやすいので、できるだけ固定して撮影が望ましいです。
③NDフィルター
デジタルNDフィルター機能では、カメラのレンズに装着して光量を一定量減少させる、NDフィルター(減光フィルター)を画像処理により再現しています。花火の流れる光の動きの再現にND Filter2を設定することで綺麗な流線形を描くことができます。
Galaxy AIで思い通りの花火写真をつくる。
Galaxy AIを使用すれば、撮影した花火の写真を思い通りに編集できます。例えば、せっかく綺麗に撮れた花火の写真に、万が一建物や背景などが入り込んでしまっても、オブジェクト消去を使えば写り込みのない夜空を表現することができます。あなただけのオリジナルな花火写真をつくってみてはいかがでしょうか。
- Galaxy S24 Ultraで撮影
- 「Expert Raw」アプリを使用(撮影情報:ISO 50 / 23mm / -0.7ev / F1.7 / 2” )
- 画像右: AI消しゴムで建築物を削除
Galaxy S24シリーズには、夜間など暗い環境でもキレイに撮影することができる「ナイトグラフィー機能」が搭載されています。さらに高い手ブレ補正機能も搭載されているため、花火の撮影にはピッタリのモデルです。
花火だけではなく夜景もキレイに撮影することができるので、一年を通じて活躍してくれる一台になるのではないでしょうか。
- ※記事内で使用されている画像はイメージです
- <撮影協力>
横浜スパークリングトワイライト2024 2024年5月26日(日)
第43回横浜開港祭「ビームスペクタクル in ハーバー」2024年6月2日(日)
おすすめの
Galaxyはこちら
その他のオススメ情報
Samsung Members
Galaxyを思いのままに使いこなせるコンテンツのほか、充実のサポートサービスはもちろん、ユーザー限定の特典にイベントのご案内も!
仲間が集うコミュニティまで備えた、Galaxyユーザーのマストアプリです。
Smart Switchで
簡単データ移行
QRコードを読み取るだけで、Wi-FiやSamsungアカウント、Googleアカウントが簡単に移行完了。
スマートフォンからGalaxyスマートフォンへ簡単にアプリや写真、メッセージを転送できます。
さらに!LINEも15日以上前の全トーク履歴が移行可能!
*画像はイメージです。実際のUIとは異なる場合があります。
※有線転送にはAndroid™ 4.3以上が必要です。iOS 5またはそれ以前のAndroid OSはワイヤレスで転送する必要があります。Galaxyデバイスへの有線転送に必要なUSBケーブル/コネクタをお持ちでない場合は、ワイヤレスでの転送を利用することもできます。新しいGalaxy端末の「設定」からSmart Switch Mobile(スマートスイッチモバイル)を開くか、Galaxy StoreからSmart Switch(スマートスイッチ)アプリをダウンロードしてください。転送可能なデータやコンテンツはOSによって異なる場合があります。Galaxyデバイスのデータをバックアップし、ストレージデバイスに復元します。 Smart Switch PC(スマートスイッチPC)によるPCバックアップ、またはSmart Switch Mobile(スマートスイッチモバイル)のSDカードバックアップ機能をご利用ください。