スマホの録音方法は?
内部音声の入れ方なども解説

2024-07-03

スマホの便利な機能として、録音機能があります。録音機能は、標準で搭載されていますが、アプリで高機能な録音アプリを追加も可能です。録音したいシーンで、スマホがあれば録音機を別途用意する必要がありません。

録音は、会議の議事録作成や講義の記録などに利用でき、常時持ち歩くスマホの録音機能は便利に活用できます。

本記事ではスマホでの録音の方法、使用できるシーンなどを解説します。

 

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目次

スマホの録音アプリの使い方

スマホには、録音アプリが標準で搭載されています。録音アプリの利用方法に慣れておくと、急に録音したいシーンでもスムーズに録音が可能です。Androidスマホ、iPhoneそれぞれの録音アプリの利用方法を解説します。

Androidの場合

Androidスマホには、録音アプリが標準で搭載されています。今回は、Galaxyシリーズの録音アプリ「ボイスレコーダー」の利用方法を紹介します。

「ボイスレコーダー」で録音する場合、まず初期設定を行います。起動時にバックグラウンド使用をオンにしておくと、画面がオフでも録音が継続されます。

スマホのボイスレコーダーで録音をする場面。 スマホのボイスレコーダーで録音をする場面。

バックグラウンドの設定に関しては、「設定」>「アプリ」>「ボイスレコーダー」>「バッテリー」から「制限なし」、「最適化」、「制限中」より選択可能です。

スマホのボイスレコーダーでバックグラウンドの設定を選択する場面。 スマホのボイスレコーダーでバックグラウンドの設定を選択する場面。

録音方法は、3種類のモードが搭載されており、「標準」、「インタビュー」、「音声テキスト変換」があります。

通常は「標準」で録音します。「インタビュー」では、インタビューされる側とする側の録音音声が録音しやすいように、端末の上部と下部に向けて話した音声が増幅されます。

「音声テキスト変換」では、最大10分間の音声をリアルタイムでテキストに変換して画面に表示可能です。

使用方法は、アプリ上の「録音ボタン」をタップで録音が開始されます。「一時停止ボタン」で録音を一時停止ができます。

「停止ボタン」を押すと、録音が停止され、「録音ファイルを保存」がポップアップ表示され、保存ファイルの名前と、カテゴリを指定して保存します。保存した録音ファイルは一覧表示され、選択すると聞けます。

録音されているスマホの画面。 録音されているスマホの画面。

なお、録音ファイルは共有可能です。共有したい録音ファイル名を選択して、「共有」から共有したいアプリを選択します。

スマホで共有したいアプリを選択する画面。 スマホで共有したいアプリを選択する画面。

また、録音ファイルは、Androidスマホの「Recordings」フォルダに保存されています。録音ファイルをパソコンに移動させて利用することもできるため把握しておきましょう。

ボイスレコーダーアプリを選択する画面。 ボイスレコーダーアプリを選択する画面。

ボイスレコーダーの設定画面では、「録音品質」、「ステレオ録音」、「録音中は着信をブロック」、「録音ファイルを自動連続再生」、「利用可能な際はBluetoothマイクを使用」を設定ができます。

ボイスレコーダーの設定画面。 ボイスレコーダーの設定画面。

iPhoneの場合

iPhoneには録音アプリ「ボイスメモ」が標準で搭載されています。「ボイスメモ」を起動後、録音開始ボタン(赤い丸のボタン)をタップすると録音が開始されます。

録音停止ボタン(赤い四角のボタン)をタップすると録音が停止され、録音したファイルの再生画面が表示されます。再生ボタンをタップすると、録音ファイルの再生が可能です。

再生に関しては、15秒おきにジャンプして再生可能です。録音再生オプションとして、「再生速度」、「無音をスキップ」、「録音補正」の設定が可能です。

録音ファイルに関しては、「コピー」、「共有」、「録音を編集」、「複製」、「よく使う項目」、「フォルダに移動」が設定できます。

録音ファイルを保存する場合、保存場所を「ファイル」(iPhone内)以外に、インストールしてあるアプリに保存ができます。例えばGoogleのメモアプリ「Keep」やクラウドサービス「Dropbox」に保存ができます。

スマホの録音アプリで録音以外にできること

スマホの録音アプリは、録音以外にも録音ファイルの再生、録音ファイルの編集、文字起こしなどの機能を搭載していることが一般的です。録音アプリに搭載されていることが多い機能について詳しく解説します。

録音した音声データの再生

録音アプリで録音した音声データは、別アプリで再生できるだけでなく、録音アプリでそのまま再生できます。

また、音声データの再生に便利な「無音部分をスキップ」や「繰り返し」、「再生速度の変更」、「秒単位でスキップ」なども利用可能です。

ボイスレコーダーで無音部分をスキップする場面。 ボイスレコーダーで無音部分をスキップする場面。

録音した音声データの編集

録音ファイルを編集する場合、音声編集アプリを利用する方法がありますが、録音アプリでも編集できる場合があります。

録音ファイルから必要な部分をトリミングができるため、不要な部分をカットしたいときに便利です。また、無音部分のカットに対応するアプリもあり、録音ファイルをコンパクトにできます。

ボイスレコーダーで削除する部分を選択する場面。 ボイスレコーダーで削除する部分を選択する場面。

文字起こし

録音アプリで録音時に「音声・テキスト変換」モードなどを持つアプリでは、音声をリアルタイムでテキストに変換して画面に表示可能です。

また、録音済みの音声データから文字起こしする機能を持つアプリでは、後からでも文字起こしできるため便利です。議事録の作成、講義の復習などに役立つでしょう。

なお、テキスト変換の精度を向上させるには、端末を約8cm離して持ち、はっきりと話す必要があります。

ボイスレコーダーでリアルタイムでテキストに変換する場面。 ボイスレコーダーでリアルタイムでテキストに変換する場面。

▼「ボイスレコーダーの使い方」について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
(Galaxy) ボイスレコーダーの使い方について教えてください。

スマホの録音アプリの便利な使い方

録音アプリは、仕事や学習で便利に活用できます。会議の議事録作成、講義の復習、メモ代わりプレゼンの練習など、録音アプリで役立てましょう。活用方法について詳しく解説します。

会議の議事録作成のために活用する

会議の議事録を作成する場合、会議中にメモをとりながら録音もしておくことで、会議終了後に詳細な議事録を作成できます。議事録の作成が必要な場合は、ぜひ録音アプリを活用しましょう。

なお、会議を録音する場合は、録音して良いかどうかを確認するようにしましょう。会議の内容や出席者によっては、録音が不可の場合があります。

また、会議を録音する場合は、端末に保存されている録音ファイルの取扱いにも注意が必要です。会議の内容が外部に漏れないように録音ファイルを誤って第三者に共有しないように気をつけましょう。

とくに仕事関連の録音であれば、プライベート用のスマホやパソコンに保存したりすることも避けた方が良いでしょう。

講義の復習のために録音する

学生が講義を受講する場合、講義中のメモだけでなく、録音をしておくと、講義の復習に役立ちます。

講義の録音許可を得ている場合、録音アプリにて録音するようにしましょう。ノートやメモ書きでの記録が追いつかないときも、録音アプリでは簡単に録音できます。復習時に再度聞き直して、講義内容を把握できます。

メモ代わりに使う

録音アプリの便利な活用方法として、音声メモとして使う方法があります。アイデアを思いついたら、スマホがあれば簡単に録音できるため、ペンやメモを持っていないときや長文になるような内容にも便利です。

さらに、音声テキスト変換機能を利用すれば、録音ファイルをテキストとして保存が可能です。仕事でも活用ができる機会があるでしょう。

プレゼンの練習のために利用する

仕事でプレゼンをする場合、練習として事前に録音アプリでプレゼン内容を録音してみることをおすすめします。録音ファイルを聞き直して、客観的にプレゼン内容が適切かどうか確認できます。

また、録音時間もわかるため、プレゼン時間が丁度良いか確認する場合にも便利です。

スマホの録音アプリを使う際の注意点

録音アプリは便利ですが、使用するうえで注意点もあります。

たとえば、長時間の録音をする場合はバッテリー・空き容量の確認が必要です。また、録音するシーンに応じて法律・規則を確認し、場合によっては許可を得る必要があります。それぞれ詳しく解説します。

長時間の録音をする場合はバッテリー・空き容量に注意する

録音アプリを利用して長時間の録音をしたいときは、スマホのバッテリー残量や、録音ファイルを保存できる空き容量を確認しておく必要があります。

バッテリー残量が少ない状態で録音を開始し、バッテリーが切れた場合、録音が途中で止まるだけでなく、録音ファイルが保存されていない場合があります。録音アプリを利用する前に、スマホを十分に充電した状態にしておきましょう。

また、長時間の録音の場合、録音ファイルの容量が大きくなります。スマホの空き容量が不足している場合、録音ファイルを保存できません。

録音ファイルをコピーして編集する場合には、さらにスマホの容量が必要です。録音アプリを使用する前に、スマホの空き容量を確認し、足りない場合は、スマホに保存されているファイルやアプリを整理して、空き容量を増やすようにしましょう。

また、録音ファイルの品質を落として、録音ファイルの容量を節約する方法もあります。録音の音声品質や設定を確認しましょう。

録音は法律・規則を確認し必要な許可を取る

録音はシーンによっては禁止されている場合があります。機密性の高い会議、著作物の再生などが行われている会議、イベント、コンサート、映画館などは、録音が不可となっている場合があります。

録音アプリを使用する前に、録音をして良いかどうか、事前に法律と会社や学校などの規則を確認しておきましょう。

規則を確認したうえで、会議などの主催者に事前に許可をとり、無断での録音を避けてください。録音行為がトラブルになる可能性があるため注意しましょう。

スマホの内部音声を録音する方法

スマホの録音機能は、マイクで録音を行いますが、スマホ内部で再生される音声を録音する方法として、画面録画機能を利用します。

画面録画を利用する際に、サウンド設定にて、音声なし、メディアのみ、メディアとマイクを選択ができます。メディアのみ、またはメディアとマイクを選択することで、スマホで再生される内部音声の録音が可能です。

スマホの録音を便利に活用していこう

スマホで録音を利用する場合、標準搭載されている録音アプリにて録音が可能です。また、録音アプリを別途インストールすることで、標準の録音アプリには搭載されていない機能を利用できる場合があります。

一般的な録音アプリは、録音だけでなく、録音ファイルの再生や編集、文字起こし機能を搭載し、議事録の作成や講義の復習に活用しやすくなっています。事前に録音可能かどうかを確認したうえで積極的に利用しましょう。

「Galaxy S24シリーズ」には「Samsung ボイスレコーダー」を標準搭載

AndroidスマホのGalaxyシリーズは、「Samsung ボイスレコーダー」を標準搭載しています。なかでも最新の「Galaxy S24 シリーズ」は高性能・高機能なモデルです。録音シーンに活用できる機能もあるためぜひご検討ください。

たとえば、「Galaxy S24 シリーズ」はさまざまな録音シーンに対応しており、「インタビュー」モードでは、端末上下に搭載されているマイクを利用して、インタビューする側、される側の音声を明瞭に録音可能です。

ボイスレコーダーで録音ボタンを押す場面。 ボイスレコーダーで録音ボタンを押す場面。

また、一部の端末では、音声をリアルタイムにテキストに変換に対応しています。さらに、通話中の録音にも対応しており、重要な通話の録音にも便利です。

ボイスレコーダーで録音ボタンを押す場面。 ボイスレコーダーで録音ボタンを押す場面。

Sペン対応機種の「Galaxy S24 Ultra」では、「Samsung Notes」アプリにて、手書きメモを取りながら、同時に録音ができます。より精度の高いメモや議事録の作成などに役立つでしょう。

Androidスマホを利用して録音したい方、録音時に便利な機能を搭載している機種を利用したい方はぜひ「Galaxy S24 シリーズ」をご検討ください。

※記事内で使用されている画像はイメージです

伊藤浩一の写真 伊藤浩一の写真

執筆者

伊藤浩一

月間30万PVを超えるブログを運営。
発信力が強みのITライター。
ブログ「伊藤浩一のWindows Phone応援団(旧W-ZERO3応援団)」主宰。
モバイルユーザーとしてレビューを毎日掲載しながら、日本のスマートフォンシーンの盛り上げを行い、アクセス数は月間30万を超えるブログとなっている。WEBニュースへの寄稿、モバイル関連書籍の執筆など多方面で活動している。

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