スマホのキーボードの種類や設定方法は?
手書きで文字入力ができるおすすめ端末も紹介

2023-12-01

スマホで文字入力する際には、画面上に表示されるソフトウェアキーボードのほかにも、外付けキーボードや音声入力などが利用可能です。

ソフトウェアキーボードは、デザインやカラーを自由に設定でき、入力方法や変換機能なども使い方にあわせて多数のバリエーションがあります。

一方、外付けキーボードもサイズや接続方法の違いでさまざまな種類があります。

本記事では、スマホのキーボード配列の種類、設定方法、外付けキーボードの選び方を紹介します。

自分の好みに合わせた文字入力の方法や設定を利用したい方はぜひご覧ください

目次

スマホのキーボード配列の種類

一般的にスマホで文字入力をする際には、画面内に表示されるキーボードを利用する方が多いでしょう。スマホ画面に表示されるキーボードのことをソフトウェアキーボードと言います。

ソフトウェアキーボードには、大きく分けてテンキーとQWERTYの2種類があります。

テンキーは携帯電話のような数字配列のキーボード、QWERTYはパソコンのキーボード配列に準拠したキーボードです。それぞれ入力方法に特徴があるため、詳しく解説します。

テンキー

テンキー型のキーボードは、携帯電話と同じ入力方法です。キーの数が少なく、シンプルな配置となるため、片手操作で入力しやすく、手軽に利用ができます。

携帯電話のテンキーでは、ボタンを複数回押して、「あ」のキーで「あ」「い」「う」「え」「お」とトグルして入力する方式です。

一方、スマホでは、携帯電話と同じように複数回押して文字を切り替えるトグル方式に加えて、ボタンを上下左右にフリックして文字を選択するフリック方式が利用できます。

フリック方式の例としては、「あ」のキーで、そのまま押すと「あ」、左にフリックすると「い」、上にフリックすると「う」、右にフリックすると「え」、下にフリックすると「お」が入力されます。

フリック入力は、携帯電話のボタンを複数回押すトグル方式よりもスムーズな入力がしやすいです。また、入力に慣れるとパソコンのキーボードで入力する程度の速度で入力ができる場合もあります。

QWERTY

QWERTY型のキーボードはパソコンのキー配列の近い形です。キーボードのアルファベット配列の上段が「Q」「W」「E」「R」「T」「Y」と並んでいるため、QWERTY型と呼ばれています。

アルファベットが単独キーで並んでいるため、英字入力しやすい形式です。パソコンを常用しているユーザーは、パソコンと同じ入力方法であるため親しみやすいでしょう。

しかし、スマホの画面でQWERTY型のキーボードを全て表示するとキーボタンが小さいため、誤入力をしないように注意して入力する必要があります。

スマホのキーボードの設定方法

スマホのソフトウェアキーボードは、設定から変更が可能です。自分が使いやすいキーボードを選択することで、効率の良い入力ができます。

また、初期設定では、トグル入力とフリック入力どちらも使えますが、同じ文字の連続入力には効率が悪いです。同じ文字の連続入力を素早くしたい方は、「フリックのみ」の設定をおすすめします。

たとえば、「あ」を3連続で入力したい場合、トグル入力では「あ」を3回タップしても「う」が入力されます。フリック入力のみを設定すると、「あ」を3回タップすると「あ」が3文字入力されるため、同じ文字の連続入力に便利です。

以下で各設定方法を紹介するので、参考にしてみてください。スマホのキーボードの設定方法をAndroid、iPhone別に解説します。

Androidの場合

Androidスマホは、標準でGoogle製のキーボードアプリ「Gboard」が搭載されています。設定方法は、「設定」>「一般設定」>「Gboard設定」より可能です。また、キーボード上の設定アイコンからも設定ができます。

「Gboard」は多言語に対応しているキーボードです。「言語」から「日本語」を選択し、「キーボードの追加」から利用したいキーボードの選択が可能です。QWERTY型のキーボードに加えて、テンキー、手書き、GODAN、五十音の選択ができます。

また、キーボードの詳細設定では、以下のような設定も可能です。

● 半角スペースの使用(入力モードにかかわらず常に半角スペースを使用)
● 数字専用キーボードの追加(QWERTY、五十音の上段に数字キーを表示)
● 横向きではQWERTYを使用(テンキーを利用していても画面を横型にするとQWERTYに変更)
● フリックのみ(テンキーのトグル入力を無効にしてフリックのみで同じ文字を連続入力できるようにする)


なお、Androidスマホのモデルによっては、「Gboard」以外に別のキーボードアプリが搭載されており、アプリの設定方法が異なる場合があります。

iPhoneの場合

iPhoneのキーボードの設定方法は、「設定」>「一般」>「キーボード」より行います。

キーボードの種類の選択は、「設定」>「一般」>「キーボード」>「キーボード」>「新しいキーボードを追加」から行います。「日本語」から、テンキーは「かな入力」、QWERTYは「ローマ字入力」にチェックを入れます。

また、多言語に対応しており、希望する言語を選択すれば、言語ごとにキーボードを設定できます。

入力方法の詳細設定は、「設定」>「一般」>「キーボード」で、「自動修正」、「Caps Lockの使用」、「スマート句読点」、「文字プレビュー」、「音声入力」、「自動句読点」、「音声入力言語」などの機能を選択可能です。

フリックのみで同じ文字の連続入力を素早くできるようにしたい場合は、「フリックのみ」をオンにしましょう。

英語入力の設定は、「自動大文字入力」、「スペルチェック」、「予測」、「なぞり入力」、「なぞり入力を単語単位で削除」、「ピリオドの簡易入力」などの便利機能も選択できます。

各種設定を行い、入力しやすい環境にカスタマイズしましょう。

スマホに外付けキーボードを接続して文字入力をする方法もある

スマホの入力方法として、画面上のソフトウェアキーボードを利用する以外に、外付けキーボードで入力方法もあります。パソコンで利用するキーボードと同じスタイルのハードウェアキーボードとなるため、長文の文章を作成する場合におすすめです。

外付けキーボードを持ち歩けば、出先で長時間の入力作業をする際にも便利に活用できます。

スマホ用の外付けキーボードの選び方

外付けキーボードは、パソコン用のキーボードを流用できる場合があります。キー配列によって、日本語キーボード、英語キーボードなどがあるため、入力しやすいキー配列を選択しましょう。

スマホで利用する場合、スマホとキーボードの接続方法はUSB接続、Bluetooth接続の2種類があります。

USB接続の場合は、キーボードにバッテリーや電池を内蔵する必要がないため、軽量なモデルという点が魅力です。有線接続となるため、安定して長時間の利用に適しています。

Bluetooth接続の場合は、ワイヤレス接続となるため、ケーブルレスで使用可能です。なお、ワイヤレス接続のため、キーボード自体にバッテリーや電池を内蔵する必要があります。また、スマホとのBluetoothのペアリング設定が必要です。

パソコンで使用しているBluetooth接続のキーボードを流用する場合、ペアリングを切り替える必要があるため、複数機器と接続できるマルチペアリングのキーボードを選択すると便利です。

キーボードは、パソコンで利用する大型のモデルから、持ち運びに便利な折りたたみ型の小型モデルがあります。

毎日持ち歩く場合は、小型で折りたためるモデルが便利ですが、小型のキーボードは、キーピッチ(キーとキーの間隔)が狭くなるため、キーボード入力の快適さが下がる場合があります。

長時間の入力で利用する場合は、キーピッチが広めなキーボードも検討すると良いでしょう。Bluetooth接続の場合、キーボードに内蔵されているバッテリー切れに注意する必要もあります。

スマホは最適なキーボード設定で快適に文字入力をしよう

スマホのキーボード配列には、テンキーとQWERTYの2種類があります。携帯電話に慣れている方や、片手でスマートに入力をしたい場合にはテンキーがおすすめです。パソコンと同じキーボード配列で文字入力をしたい場合は、QWERTYを設定しましょう。

スマホでパソコンのように長文の入力作業を行う場合は、外付けキーボードの利用も検討してみてください。Bluetooth接続で折りたたみ型のキーボードを選択すると、持ち歩きに便利です。

スマホのキーボードの種類や設定方法を確認し、自分の使い方に合わせて使用しましょう。

「Galaxy S23 Ultra」は手書きで文字入力ができる

GalaxyシリーズのSペン対応機種である「Galaxy S23 Ultra」では、Sペンを利用した手書きの文字入力に対応しています。

画面上のソフトウェアキーボードを使用せずに手書きで文字入力ができるため、メモ書きなどシーンに応じて便利に活用できるでしょう。

また、Galaxyシリーズの中で「Samsung DeX モード」に対応している機種では、スマホをパソコンのようにモニターに出力して、パソコン用のキーボードやマウスを利用できます。

パソコンと同じ使い勝手で使用できるため、長文入力などの文書作成に適しています。

また、高性能・高機能な機種である点も魅力です。たとえば、プロセッサーにSnapdragon 8 Gen 2と120Hz駆動のディスプレイを搭載しており、スムーズな手書き入力だけでなく、ゲームなど負荷の高いゲームも快適にできます。

ほかにも、2億画素のカメラを搭載しており、高解像度な写真撮影にも対応しています。手書きで文字入力ができるスマホを使いたい方、高性能かつ高機能なスマホを使いたい方はぜひ「Galaxy S23 Ultra」をご検討ください。

※記事内で使用されている画像はイメージです

伊藤浩一の写真 伊藤浩一の写真

執筆者

伊藤浩一

月間30万PVを超えるブログを運営。
発信力が強みのITライター。
ブログ「伊藤浩一のWindows Phone応援団(旧W-ZERO3応援団)」主宰。
モバイルユーザーとしてレビューを毎日掲載しながら、日本のスマートフォンシーンの盛り上げを行い、アクセス数は月間30万を超えるブログとなっている。WEBニュースへの寄稿、モバイル関連書籍の執筆など多方面で活動している。

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