2024-10-16
データローミングとは?設定方法・オフにする方法【画像で解説】
今や生活のすべてのシーンに浸透したといえるスマホ。その機能をフルに発揮しようとしたらインターネット接続は欠かせません。もはや意識しなくなるほどにどこからでもアクセスできるインターネットですが、海外となるとひと手間が必要です。
データローミングは通信事業者(以下、キャリア)のデータローミング対応プランやオプションに加入するだけでSIMカードなどの交換を必要とせずに海外でもインターネットにアクセスできるサービスです。今や海外旅行や海外出張に欠かせない存在といえるでしょう。
本稿では、データローミングの全体像や設定方法について、初心者にもわかるようにやさしく詳しく解説していきます。
【執筆者】川原歩
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目次
- データローミングの定義
- データローミングの仕組み
- モバイルデータ通信
- データローミング
- メリット
- デメリット
- Androidの設定方法
- iPhoneの設定方法
- Androidでオフにする方法
- iPhoneでオフにする方法
▼ データローミング「オフ」のままでも海外で利用できる主な機能
- 電話
- SMS(メッセージ)
- Wi-Fiによるインターネット接続
- 地図アプリ(要事前ダウンロード)
- 動画視聴アプリ(要事前ダウンロード)
- 音楽視聴アプリ(要事前ダウンロード)
- 電子書籍(要事前ダウンロード)
- Webサイト閲覧
- メール
- メッセージアプリ
- SNS
- ビデオ通話
- 翻訳アプリ
- 地図アプリ
- 乗り換え案内アプリ
- ライドシェアアプリ
- 天気予報アプリ
- モバイルチケットアプリ
- 動画視聴アプリ (ウェブアプリ)
- 音楽視聴アプリ (ウェブアプリ)
- ゲームアプリ
- クラウドサービス
- インターネットバンキング
- 主な対処法
▼ まとめ
データローミングとは
データローミングの定義
データローミングとは、キャリアのサービス提供エリア外でインターネットに接続するための仕組み、およびサービスです。国内でサービスを提供するキャリアと契約した場合、スマホやタブレットなどのモバイル端末は国内でしかデータ通信ができず、そのまま海外に持って行っても圏外になってしまいます。しかし予めデータローミングのサービスに申し込んでおけば、海外に滞在中でもインターネットに接続できるようになります。
データローミングの機能をオンにすることで、Webサイトの閲覧や、SNSの閲覧・投稿、メッセージアプリやメールの送受信、地図アプリの利用など、データ通信が必要な多くの機能を海外で利用可能になります。
なお、電話やSMS(電話番号を用いたメッセージ)はデータローミングのプランやオプションに申し込まなくても海外で利用が可能ですが、これらは音声通話ローミングを利用しているため、発信者や受信者に別途費用が発生します。
データローミングの仕組み
国内のキャリアはデータローミングサービスを実現するために、海外の現地キャリアと協定を結んでいます。その結果、ユーザーが海外でデータローミング機能をオンにすると、国内のキャリアを通して現地キャリアの回線が利用できるようになります。
したがって、国内のキャリアが現地のキャリアと協定を結べていない国や地域では、データローミングは使えません。
データローミングとモバイルデータ通信の違い
モバイルデータ通信
モバイルデータ通信は、契約しているキャリアが提供するネットワークを利用してインターネットにアクセスするデータ通信方法です。一般的にサービスの使用可能エリアは国内に限定されており、4Gや5Gなどの通信規格を通じて高速、かつ海外でのデータローミング利用と比べて安価にインターネットに接続できます。
▼関連リンク
(Galaxy) モバイルデータの ON/OFF を切り替える方法を教えてください。
データローミング
モバイルデータ通信が国内利用であるのに対して、データローミングは、契約しているキャリアが提供するサービス提供エリア外である海外でインターネットにアクセスするデータ通信方法です。利用にはキャリアのデータローミングが利用可能なプランやオプションに申し込む必要があります。データローミングによるインターネットへのアクセスが使用可能な国や地域は契約しているキャリアやプランによって異なります。また、モバイルデータ通信に比べて高額になりやすい点に注意が必要です。
データローミングのメリット・デメリット
メリット
いつもの端末がそのまま利用可能
データローミングの最大のメリットのひとつは、いつもの端末がそのまま海外でも使えることです。海外で使うためのスマホやSIMカードを新たに契約する必要がないため、面倒な設定に時間や手間をかけることなく使い慣れたスマホが海外でも使えます。モバイルWi-Fiなどの別端末を持ち運ぶ必要もないため荷物が増える心配もありません。
渡航先でもそのままメールやメッセージアプリ、SNS、チャット、ビデオ通話、オンライン会議ツール、地図アプリなどが使えるため、情報収集やコミュニケーション、緊急時の連絡まで、利便性が格段に向上します。旅行やビジネスで海外を訪れる際にはデータローミングは心強いサービスといえるでしょう。
日割りの使い放題サービスが充実
現在、主要キャリアを中心にデータローミングのオプションは日割りや時間割りなどの定額で使える使い放題サービスが主流になってきています。料金も1日1,000円以下のキャリアが多く、旅行日数の分だけ申し込めば過剰な費用の発生を心配する必要もありません。データ通信量の節約を考えずに思い切り海外旅行を楽しむことができます。(短時間で大量のデータ通信を行った場合、通信速度が制限されることはあります)
デメリット
国内のデータ通信よりも高額
一般的にデータローミングのサービスは有料オプションで提供されており、申込期間に応じて費用が発生する上に、国内でのデータ通信の利用料と比べて高額なため、事前にプランや料金を確認して計画的な利用を心がけましょう。
全ての国や地域が対象ではない
データローミングのプランやオプションに申し込む際には、利用可能な国や地域の確認も必要です。大手キャリアでは200以上の国や地域でデータローミングを使えるなど、主要な渡航先の大半がカバーされているケースもありますが、キャリアやプランによっては使える国が限定されている場合もあるため、予め確認しておきましょう。
セキュリティ対策が不可欠
データローミングは海外のキャリアのネットワークを利用するため、セキュリティ面への注意が必要な場合もあります。データローミングを使う際はVPN (認証や暗号化などで安全にネットワーク接続するためのサービス。Virtual Private Network:仮想専用通信網) などの暗号化を併用することをお勧めします。国内でも公共Wi-Fi等を利用する際には利用が推奨されるVPNですが、海外でデータローミングを利用する際もVPNを利用すれば通信が暗号化されるため安全です。なお、無料のVPNを謳ってマルウェアを送り込む危険なアプリも存在しますので、できるだけ信頼性の高いサービスを選ぶようにしましょう。
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データローミングの設定方法
データローミングを利用するためには端末の「設定」から「データローミング」をオンにしなければなりません。この設定は渡航後にデータローミングを使うときに行います。しかし、渡航前の準備としてキャリアのデータローミングが利用可能なプランやオプションに申し込んでおく必要があります。以下、AndroidとiPhoneのそれぞれのデータローミングの設定方法について、渡航前の準備から渡航後の設定まで順を追って説明します。
Androidの設定方法
渡航前
Web・アプリ・電話・店頭などからデータローミングサービスに申し込む(※各キャリアによって申込方法が異なります。詳細はお使いのキャリアの公式サイトをご確認ください。)
渡航後
iPhoneの設定方法
渡航前
① Web・アプリ・電話・店頭などからデータローミングサービスに申し込む(※各キャリアによって申込方法が異なります。詳細はお使いのキャリアの公式サイトをご確認ください。)
渡航後
② スマホの [設定] アプリを開く。
③ [モバイル通信] をタップ。
④ [モバイル通信のオプション] をタップ。
⑤ [データローミング] をオンにする。
データローミングを「オフ」にする方法
データローミングをオフにする操作は、オンにしたときと同じ画面で行えます。AndroidとiPhoneでそれぞれ操作画面が異なりますので、スクリーンショット付きで手順を説明します。
Androidの設定方法
iPhoneの設定方法
① スマホの [設定] アプリを開く。
② [モバイル通信] をタップ。
③ [モバイル通信のオプション] をタップ。
④ [データローミング] をオフにする。
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データローミング「オフ」のままでも海外で利用できる主な機能
データローミングを「オフ」にしていると、モバイルデータ通信によるインターネット接続ができなくなります。したがって、利用できるのは電話やSMS(メッセージ)などの音声通話ローミングを利用した機能や、オフラインでも実行できるアプリに限定されます。
音声通話ローミングとは、キャリアの通話サービス提供エリア外で音声通話をするための仕組み、およびサービスです。データローミングの電話版、と考えるのがわかりやすいかもしれません。音声通話ローミングも契約しているキャリアが現地キャリアと契約を締結している場合のみ利用可能なサービスで、データローミング同様、渡航先の国や地域が対応地域でなければ利用できません。
ここでは海外旅行や海外出張などで役立つ、データローミングが「オフ」でも使える主な機能をいくつかご紹介します。
電話
電話の発信や受信はデータローミングが「オフ」でも使えます。データローミングはデータ通信に関するローミングであり、電話は音声通話ローミングによって提供されているため、データローミングの「オン/オフ」の影響を受けません。ただし、前述のように契約しているキャリアが現地キャリアと音声通話ローミングの契約を締結していなければ利用できず、格安SIMの中にはデータローミングや音声通話ローミングに対応していないものもあるため、契約しているキャリアの対応状況を予め確認しておきましょう。また、通話料金は国内料金と比べて高額になることが多いため、料金プランも確認しておくことをお勧めします。
SMS(メッセージ)
通話料で送信できるSMS(メッセージ)はデータローミングが「オフ」でも使えます。SMSは大半のスマホにプリインストールされているシンプルで信頼性の高いメッセージ機能のため、インターネット接続が不安定な地域での連絡手段として特に有用です。ただし、送信時に発生する通話料については注意が必要です。一般的にSMSは送信文字数によって料金が変化しますが、国内SMSは短いテキスト送信が3円前後であるのに対し、国際SMSは50円~100円など大幅に料金が上がります。高頻度でSMSを送信したり、長文を送信したりする場合、データローミングのプランやオプションに申し込んで別のメッセージアプリを利用した方が良いでしょう。
Wi-Fiによるインターネット接続
データローミングを「オフ」にしていても、Wi-Fiに接続すればインターネットが利用できます。公共Wi-Fiが充実している国や地域も多く、空港やホテル、カフェやレストラン、公共交通機関などで無料のWi-Fiを利用することができます。ただし、公共Wi-Fiは常にセキュリティのリスクが付きまとうため、必ずVPN (認証や暗号化などで安全にネットワーク接続するためのサービス。Virtual Private Network:仮想専用通信網) で通信を暗号化しましょう。VPNはお好みのアプリをストアからダウンロードして利用することができますが、無料のVPNを謳ってマルウェアを送り込む危険なアプリも存在します。大手セキュリティ会社が提供するサービスを利用するなど、できるだけ信頼性の高いサービスを選ぶようにしましょう。また、インターネットバンキングやクレジットカード決済を含むショッピングなどの利用は避けましょう。これらを利用したい場合は、データローミングを利用することをお勧めします。
地図アプリ(要事前ダウンロード)
Googleマップなどの地図アプリは、スマホ端末やSDカードに地図データをあらかじめダウンロードしておくことでオフラインでも地図の閲覧が可能です。渡航先の国やエリアを指定して地図データをダウンロードしておけば、データローミング「オフ」でも現地で地図アプリが使えるため便利です。ただし、事前にダウンロードした範囲以外は閲覧できず、口コミや写真などのインターネット接続を必要とする情報にもアクセスできないため、全ての機能が使えるわけではない点に注意が必要です。
動画視聴アプリ(要事前ダウンロード)
動画視聴アプリの中には事前に動画をダウンロードしておくことで、オフラインでも動画を視聴できるものも存在します。出国前に動画をダウンロードしておき、空港の待ち時間やフライト中に視聴すれば、海外旅行に付き物の移動の退屈さを緩和できることでしょう。ただし、動画はデータ量が大きいためスマホ端末の空き容量に注意が必要です。容量が足りない場合は外付けSSDに保存するなど工夫が必要です。
音楽視聴アプリ(要事前ダウンロード)
音楽視聴アプリの中にも事前ダウンロードによってオフラインで利用できるものが存在します。動画同様、データローミングのプランやオプションに申し込まずとも音楽を楽しめるため有用です。なお、動画ほどではありませんが、音楽データもそれなりのデータ量のため、端末の空き容量に注意が必要です。
電子書籍(要事前ダウンロード)
電子書籍も、事前ダウンロードによりオフラインでも利用可能です。フライト中に小説や漫画を読んでリラックスしたり、ビジネス書を読んでスキルアップに努めたりと、書籍の果たす役割は幅広く、事前ダウンロードの価値は高いといえます。
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海外旅行時に便利なオンデバイス(インターネット接続なし)で使用できるGalaxy AIのリアルタイム通訳や「翻訳」機能について詳細は<こちら>
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データローミング「オン」のとき海外で利用できる主な機能
キャリアのデータローミングが利用可能なプランやオプションに申し込み、スマホの設定からデータローミングを「オン」にすると、海外でもデータ通信が可能になります。インターネットへの接続を必要とする多くのアプリやオンラインサービスを利用できるようになりますが、ここでは海外旅行や海外出張などで役立つ主な機能をいくつかご紹介します。
Webサイト閲覧
データローミングを「オン」にすると、ブラウザでWebサイトを閲覧できるようになります。観光地の口コミや写真の検索、ホテルの予約確認、ルート案内、旅行代理店の住所の確認など、さまざまな情報に手軽にアクセスできるようになります。
メール
データローミングを「オン」にすると、スマホの純正メールアプリはもちろん、メールアプリの送受信も可能になります。プライベートやビジネスでのコミュニケーションを途切れることなく継続できます。
メッセージアプリ
メール同様、メッセージアプリもデータローミングを「オン」にすることで利用可能です。家族や友達との日常の会話からビジネスのコミュニケーションまで、メッセージアプリによるやり取りをシームレスに継続できます。なお、電話回線を利用してメッセージを送受信するSMSはデータローミングがオフでも利用可能です。
SNS
データローミングを「オン」にしていれば、SNSの投稿や閲覧も可能です。旅の思い出をリアルタイムに共有したり、DMで友達と会話したりと、観光地の情報をチェックしたり、気になるグルメを「かこって検索」で検索したりと、SNSの活用が旅先での時間を豊かにすることに一役買うことでしょう。
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ビデオ通話
データローミングを「オン」にすることでアプリを使ったビデオ通話も可能です。旅先から家族に元気な姿を見せたり、海外出張先から国内の取引先とオンライン会議をしたりと、ビデオ通話によるリッチなコミュニケーションが行えます。
翻訳アプリ
データローミングを「オン」にすれば、翻訳アプリを使うこともできます。近年では多様な言語をリアルタイムに翻訳できるアプリも増えてきており、現地の言葉を離せない人の心強い味方となっています。オフラインで使える翻訳アプリも存在しますが、高精度の翻訳を得意とするアプリの中にはインターネット接続が必要なものも多いため、翻訳アプリを使うならデータローミングは欠かせない存在といえます。
地図アプリ
データローミングを「オン」にすれば地図アプリも使えます。海外旅行や海外出張時に目的地まで迷うことなく移動できる地図アプリは心強い味方です。地図アプリの中には、あらかじめマップデータをダウンロードしておくことでオフラインでも使えるものもありますが、対応していない地域があったり、口コミなどのインターネット接続が必要な情報が閲覧できなかったりと、全機能が使えるわけではありません。全ての機能をフル活用したい場合はデータローミングを「オン」にして使いましょう。
乗り換え案内アプリ
データローミングを「オン」にすれば、電車やバスなどの公共交通機関の乗り換え情報にもリアルタイムにアクセスできます。慣れない海外で案内図を眺めながら移動の計画を練ることは、時間的にも労力的にも無駄が多いと言えます。乗り換え案内アプリで最短の経路をリアルタイムで検索できれば、旅行や海外出張がよりスムーズに行えることでしょう。
ライドシェアアプリ
アプリに登録した一般ドライバーの自家用車に相乗りするライドシェアは、海外では広く普及しており、旅行者にとって重要な交通手段となっています。こうしたライドシェアアプリの利用にはデータ通信が欠かせません。データローミングを「オン」にすれば、ライドシェアアプリを使った迅速かつ簡単な移動が実現できます。
天気予報アプリ
旅行先でリアルタイムな天気予報が確認できる天気予報アプリも、データローミングを「オン」にすれば利用可能です。出国前に天気予報アプリに旅行先の国や地域を登録しておけば、現地についてから急な天候変化にあたふたすることもなくなります。
モバイルチケットアプリ
データローミングを「オン」にすることで、モバイルチケットアプリの利用も可能になります。とりわけ航空券はチケットを紛失したときのリスクが高く、紙のチケットを持ち歩く必要がなくなるモバイルチケットアプリは重宝するでしょう。
動画視聴アプリ (ウェブアプリ)
翌日に観光を控えた目的地の動画を事前に視聴して見るべきポイントを予習しておいたり、動画を見ながら空港の待ち時間を過ごしたりと、旅先でも動画視聴アプリは大活躍します。データローミングを「オン」にすればストリーミング動画をストレスなく楽しむことが可能です。
音楽視聴アプリ (ウェブアプリ)
朝や夜、ホテルでリラックスして過ごす時間をより豊かなものにしたり、空港の待ち時間のストレスを減らしたりと、海外にいても音楽が果たす役割は大きいものです。データローミングを「オン」にしていれば、ストリーミング再生が必要な音楽配信サービスや音楽配信アプリでお気に入りのBGMを流すことも可能です。
ゲームアプリ
動画や音楽と同じように、ゲームアプリも移動時間や待ち時間を楽しく過ごすツールとして利用できます。スマホのゲームアプリはインターネットに接続していることを前提に作られているものも多いため、海外でもゲームを楽しみたい場合、データローミングを「オン」にしておくと良いでしょう。
クラウドサービス
スマホやタブレットのモバイル端末は、クラウドサービスを活用することでより豊かな体験を提供できるように進化してきました。旅先で撮影した写真や動画をクラウドに保存すればスマホの紛失や破損によって大切なデータまで失うことがなくなります。また、ビジネスでの海外出張ならば、業務ファイルにクラウド経由で安全にアクセスして国内と同じように仕事を進めることも可能になります。こうしたクラウドサービスを利用するためにはインターネット接続が欠かせません。データローミングの出番です。
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インターネットバンキング
例えば、留学や海外出張、旅行を計画している場合、データローミングによるインターネットバンキングが便利なシーンがあります。例えば、渡航中に急遽、銀行経由での支払が必要になってしまった場合や、渡航前に済ませておくべきだった振込処理をうっかり忘れていた場合、渡航先からインターネットバンキングで振り込むことが可能です。こうしたサービスを利用するためにはデータローミングによるインターネット接続が便利です。
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データローミングを国内でオンにしていた場合
「データローミングの設定方法」の章で説明した手順に従い、日本国内でデータローミングの設定をオンにしても何も起こりません。国内のキャリアと契約したスマホが国内にある限りローミングは発生しないため、料金も発生しなければ通信容量を圧迫することもありません。
[設定] アプリから行うデータローミングのオン/オフは、海外にいるときにのみ効果を発揮すると考えましょう。
ただし、基本的には国内にいてもデータローミングは [設定] アプリからオフにしておくことをお勧めします。日頃からオンにしていた場合、そのまま海外に渡航して無意識にデータローミングを使用してしまい、予期せず高額な通信費用を支払うことになってしまう可能性がないでもありません。
データローミングの料金の仕組み
国内のキャリアの多くは、データローミングをオプションサービスとして提供しています。データローミングのオプションは日割りや時間割りなどの定額使い放題サービスとして提供されるケースが多く、毎月かかっている通常の料金のほかにデータローミングの費用が加算されて請求されます。
渡航する国や地域、滞在日数、キャリアによって費用は異なりますが、例えばデータローミングサービスの利用料が1日1,200円、海外滞在期間が3日間だったとすると、データローミングの利用料は1,200円×3日間 = 3,600円です。仮に国内の利用料が6,000円だったとすると、その月の支払総額は6,000円 + 3,600円 = 9,600円となります。
ただし、料金の仕組みは契約中のキャリアや料金プランによって異なり、またキャリアがプランの見直しを行うこともあるので、ご利用に当たっては必ずお使いのキャリアの公式サイトを確認しましょう。
データローミングの料金を節約する方法
「データローミングの料金の仕組み」の章で説明したように、データローミングオプションを定額の使い放題サービスとして提供するキャリアが増えた現在、データ使用量を減らすなどの使い方の工夫で料金を節約することはできません。基本的には必要最低限の日数のみデータローミングのオプションに申し込むなど、利用期間を短くする以外にデータローミングの料金を節約する方法はありません。
しかし、データローミング以外のデータ通信方法を探すならば、少しだけ料金を節約する方法がないわけでもありません。
最有力の方法は「eSIM」を利用することです。海外SIMには物理的なSIMカードとeSIMの2種類が存在します。eSIMはスマホ1台で申し込みから開通まで完結し、即日データ通信が使えるようになるためお勧めです。国内で使用中のSIMカードから別のSIMカードに差し替える必要もなく、荷物も増えません。
常に携帯しなければならない荷物がひとつ増えることを厭わないならば、海外用のモバイルWi-Fiも有力な節約方法と言えます。国や地域によってはeSIMよりもさらに安く使えるケースもあります。
eSIMや海外用モバイルWi-Fiの料金は、eSIMやモバイルWi-Fiの提供会社ごとに異なりますが、多くの場合、データローミングよりも割安に設定されています。どうしてもデータローミングにかかるコストを圧縮したいならば選択肢となり得ます。
ただし、eSIMは定額使い放題のデータローミングと異なり、使用可能なデータ容量に制限があったり、使用期限が限定されていたりと制限もあるため、データローミングとどちらが自身に合っているか良く検討してから利用しましょう。
データローミングができない場合の対処法
データローミングのプランやオプションにも加入して、いざ渡航先でインターネットにアクセスしようとしたらデータローミングが使えなかった!という状況は嫌な汗をかきそうなものです。ですが、ご安心ください。必ず解決できるとは限らないものの、いくつかの対処法を試すことでエラーが解消されることもあります。
まずは今この瞬間にもデータローミングにトラブルが発生しており、空港やホテルの公共Wi-Fiから急いで情報を探している方のために、一般的な対処法を一覧でご案内します。
主な対処法
データローミングが使えない場合、以下の対処法を実施してみてください。
〇 屋外など通信状況の良い場所でつながるか確認する
〇 [設定] からデータローミングを「オン」にする
〇 機内モードを「オン」にしてから再度「オフ」にする
〇 スマホ本体を再起動する
〇 SIMカードを正しく挿入し直す
〇 Wi-Fi環境を探してOSを最新バージョンにアップデートする
これでも解消されない場合、根本的な問題があるかもしれません。例えば、そもそもデータローミングが利用可能なプランやオプションに加入していなかった、申込期間が間違っていた、渡航中の国や地域がデータローミングの対応エリア外だった、スマホがデータローミングに対応した機種ではなかった、など、解消しようがない問題を抱えている可能性もあります。
その場合、契約中の国内のキャリアに連絡を入れ、データローミングのトラブルの解決方法がないか問い合わせましょう。
まとめ
データローミングは海外でのデータ通信を可能にする便利なサービスです。現地の情報をリアルタイムに取得したり、家族や友人と会話を楽しんだり、写真を共有したり、移動や待機の時間を豊かなものにしたりと、海外旅行の体験をより素晴らしいものに引き上げることに一役買ってくれることでしょう。
ただし、料金やセキュリティへの注意も忘れずに。安全にデータローミングを使い、すてきな海外旅行や海外出張を過ごしていただけることを願っています。
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